皇帝ペンギン

以前、職場の女の子に「○○さん(僕の事)てペンギンみたいですね。」と言われたことがある。
その子たちの間で僕は「ペン太」で通っているという。そんな事言われたのは生まれて初めてだったし、思いもよらなかった。「ペンギンに似てるってどゆこと?」と聞くと「・・・なんとなく、動きが」って・・・。もう「えーっ!」って感じで(笑)そんなにヨチヨチしてるだろか・・・。
それからというもの、自分でも無意識のうちに「僕=ペンギン」という構図が自然と成り立つようになってしまって。携帯でメールするときなんかもペンギンの絵文字を多様するようになってしまった。たぶん僕ほどペンギンマークを使う人はいないと思うなぁ。1日1回は必ず使うよ。
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南極に住むペンギンの姿を追ったフランスのドキュメンタリー。
果てしなく続く真っ白な大地や氷の山々、青く光る海。どれも綺麗で、見ている分にはとてもすばらしい世界だけれど、そこで実際に生きる生き物達は、とてつもなく過酷な自然と闘っている。
マイナス40度、時速250キロで吹きすさぶ真冬のブリザードに耐えながら、120日間も飲まず食わずで卵を温め続ける。その姿は、あのヨチヨチ歩きの愛らしい姿からは想像もつかない。
あまりの過酷さ。なにもそこまでしなくてもいいのに、と思った。極限状態で、「生きたい」と「卵を孵したい」という本能だけで生きているのだ。そんなひたむきな姿を見せられて、自分はなんとぐうたらなペンギンだろうなと思った(笑)彼らは、彼らの祖先は、どうしてそいう状況で生きていくことを選んだんだろうか。不思議だ。