水生植物公園みずの森

滋賀県草津市にある「水生植物公園みずの森」に行ってきました。
こちらの植物園にはハスの群生地があり、その広さは13ヘクタール!*1日本最大級。先週、名古屋の鶴舞公園にハスを撮りに行ったときは、イマイチな咲き方だったのですが、「日本屈指」とまで言われているここならば、多少なりともマシなものが見れるのではないかと思ったのです。
ホームページには随時ハスの開花状況がアップされており、私が行く前日の更新では「約4割が開花」ということでした。
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名古屋からは「名古屋(東海道線) → 米原駅琵琶湖線)→ 草津駅 (バス)→」 こんな感じの道のりで約2時間くらい。
ハスは午後になると花を閉じてしまうので、なるべく早く着きたいと思い、7時発の電車に乗って行きました。本当はもっと早い電車が良かったのですが、バスの時間があわずに諦め。(シーズン中は午前7時に開園してるということなのですが、それに間に合わせるとなると名古屋からでは前泊でもしないと無理。)


草津駅では9時10分のバスに乗車。空にはもうサンサンと太陽が照っていて、内心ちょっと焦ります。(「早く行かんと花閉じてしまう!!」)
しかし、それは杞憂だったようで、植物園に入ると満開のハスとスイレンがお出迎え!


入り口付近には噴水があり、あたりには鉢に入ったハスが。周りの池にはスイレンが沢山咲いていました。とりあえず目的であったハスの写真が撮影しできて安堵しました。
周りにはながぁーいカメラと三脚を抱えたおじさまおばさま達が沢山いて、彼らの迫力に少しだけ圧倒されました(汗)皆いいレンズ使ってんなぁ・・・。


館内の展示を通り抜け、ハスの群生地へ。ちょうど展示施設の裏側が湖になっていて、そこが群生地になっています。

裏口を出たところの眺め。んー!広い!!一面に緑のハスの葉が・・・。28mmの画角では納まりきらない広さです。



近くまで降りて見ることが出来ます。



わさわさ・・・。



わさわさわさ・・・。



自分のレンズでも届きそうなとこに咲いてる花を探します。これだけ広大なので、少し探すと手の届くところにいい形の花が咲いていました。



花の中心部にある花托が蜂の巣のように見えることから、「ハチス(蜂巣)」→「ハス」に変化したと言われています。
花びらは綺麗ですけど、花托はちょっとグロテスクですね。




枯れ落ちた花托。ガイコツのように見えます。
ハスの花は午後になると閉じてしまうのですが、咲いて閉じてを3回繰り返し、4日目には花びらを落としてしまうのだそうです。儚いですね・・・。



花びらの裏側の脈は、まるで血液が通っているかのようなピンク色をしていました。



閉じかけの花。花びらの色も濃く、若々しい感じがしますね。形が綺麗なので、これくらいの花がもうちょい開いたくらいなのを撮りたかった・・・。



ハスの葉ときたらお決まりの構図ですが(笑)
葉が水を弾くのは、表面にとても小さな突起物が並んでいるためロータス効果というのだそうです。



ハスの花をじっくり見た後は、展示施設の中にあるスイレンを見に行きました。
温室のような部屋の中央に大きな池があり、その中に数種類のスイレンが咲いています。






水に浮かぶ姿がとても神秘的です。
どの花を見ても綺麗。ハスよりも粒ぞろいな気がしました。


これでこの植物園はおしまい。沢山のハスとスイレンを見れて、もう言うことはありません。
まだハスのシーズンは始まったばかりなので、これからどんどん花が増えていくことと思います。今ならHPの開花状況を見なくてもハズレは無さそうですね。ただやはり午後は花が閉じてしまうので、なるべく午前中の早いうちがいいみたいです。私が行った時間帯でも見れないことはなかったですが、人の多さとかも考えると、やはり早朝がいいのかなー、と思います。


この後は植物園をあとにし、歩いてすぐの琵琶湖博物館へ行きました。主に水属展示が目当て。こちらもとても良い所でした。続きはまた次回・・・。

*1:あまりピンとこない広さですけど(笑)