栂池自然園で湿原を散策

1日目は栂池自然園へ。
朝9時に金沢を出発し、白馬に着いたのはお昼すぎのことでした。

栂池自然園北アルプス乗鞍岳の中腹、標高1800〜2000mのところに位置する国立公園。
自然園までは「ゴンドラリフト・イヴ」と「栂池ロープウェイ」を乗り継いで行きます。*1



ぐんぐんと山を登っていくゴンドラ。見る見るうちに下界から遠ざかって行きます。
山の方を見るとモクモクとした雲が。今私たちが行かんとする方向・・・。



雲の中へ。
ゴンドラの窓からは山の冷たい空気が流れ込んできます。とても涼しい。下界が暑かっただけに思わず顔がほころびます。



終点の自然園駅を降りた所。雲間からちょこっと青空が。



ゴンドラ駅から少し歩いた所にある「栂池ヒュッテ」でしばし休憩。もう14時をまわっていたんですけれども、ちょっと遅めの昼食。ペラペラのカツが乗ったカツカレーを食べました。
お腹いっぱいになったら、いよいよ自然園の中へ。



やはり自然園の中も霧に包まれていました。



きっとこの霧が晴れていたら、北アルプスの綺麗な山並みが見えたんだろうなぁ・・・。
とはいえ、こういう光景も下界にいては体験出来ないこと。とても幻想的な感じがします。



足下に咲いていたオタカラコウ



少し霧が晴れてきました。
景観に期待。



湿原の中にはこうした小さな池も点在しています。これは浮島湿原。




このあとに行く八方尾根でもよくみられたハナアブの仲間。派手な虎柄なので遠目からだと蜂のようにも見えるんですけど、近づいてみると大抵はこのアブなのでした。


 
全体的に花は少なめでした。どうやら最盛期は過ぎていたようです。↑かろうじて咲いていたニッコウキスゲとアヤメ。



雲間から日が射してきました。
けれど残念ながら帰りの最終ゴンドラの時間が迫っていたため、急ぎ足で駅へと向かいます。公園の半分くらいまで行って引き返す形になりました。





帰りのゴンドラからの眺め。澄んだ空気のおかげで、遠くの山並みや、下界の風景がくっきりと見えました。
シルエットで見えているのは唐松、五竜、鹿島槍岳。(かな?w)
下からは、もくもくもくもくと雲が湧いてきているように見えます。雲って、山が作っているんだろうか・・・。


このあと温泉に入ってから、ペンションへ。

父「ビールがウマい!」


栂池自然園は良い所でした。行くのはロープウェイでラクチンだし、上にあがってからも自然園の中は木道が敷設してあって歩きやすく、スニーカーでも十分。それに高い山の上は下界と違って空気が澄んでいて冷たく、そこにいて息をしているだけでも気持ちが安らぐような気がしました。これは癒しです。


次回、八方尾根トレッキングに続きます。

*1:2つをあわせて「栂池パノラマウェイ」と呼びます。