白山登山(1)


9月半ばの5連休に白山に登ってきました。
最近登山にハマっているのは前に書きましたが、泊まりの登山は久しぶりのことでした。大学の時以来。
今後はアルプスにも登っていきたいですし、そうなると「泊まり」というのは必須になってきます。そういう意味で、今回の登山は低山からのステップアップと練習をかねての山行になりました。(あとは紅葉にちょっとだけ期待。)
白山は私の地元石川と福井、岐阜の3県にまたがる山。深田久弥の百名山にも選ばれていて、なおかつ日本三名山のひとつ(富士山、立山、白山)。地元ということもあって、とても行きやすかったのもこの山を選んだ理由です。


初日は朝6時に自宅を出発。1時間ほど車を走らせて白山の麓、市ノ瀬に到着。ビジターセンターに登山者カードを提出したあと、ここからシャトルバスで登山口の別当出合まで行きます。
曲がりくねった山道を登ること20分。別当出合に到着。


白山への登り口はいくつかあるのですが、この登山口が一番メジャー。
市ノ瀬からのバスもかなりの本数が出ています。連休中ということもあって、かなりの人が集まっていました。

歩くコースとしてもこれまたメジャーなコースを辿ります。

1日目:別当出合→砂防新堂→黒ボコ岩→室堂
2日目:室堂→御前峰(山頂)→お池巡りコース→室堂→観光新道→別当出合

ガイドブックに載ってる通りのコース。

準備運動をすませて、いざ出発。



まずは最初の休憩ポイント「中飯場」を目指し、森の中を歩きます。木漏れ日が眩しい・・・。
気温も低く、確かこの時は半袖+薄手のフリースを着ていました。でも歩くにはとてもちょうどいい気温。あまりにも清々しいので思わずニヤけます。



こちらが中飯場。こちらでしばし休憩。トイレもあります。



ふたたび森の中を歩きます。↑写真は中飯場から1時間ほど歩いた所。ちょっとずつ木が低くなってきました。
相変わらず天気がいいので、歩いていて気持ちがいいです。




中飯場から1時間半ほど歩き、甚之助避難小屋に到着しました。ここでお昼ご飯。
ガスストーブで調理をする人を横目にコンビニのオニギリを食べます。カップラーメンがやたら美味しそうに見えました。



お腹を満たした後はベンチに座ってしばし休憩。
自炊してた人たちは、お湯を沸かしてコーヒーを飲んでました。羨ましい・・・。



甚之助小屋を出てすぐ、しばしの急坂の登り。休んだ後のこの登りはきつい。深呼吸しながら、亀のようなペースで歩きます。
↑写真は急登を終えてしばらく行った所。ここから黒ボコ岩まではしばらく同じような道が続きます。



黒ボコへ向かう道すがら。花の盛りはもうとっくに過ぎていますが、かろうじてアザミの花が咲いていました。花が少ないのにハチが多く飛んでいて、虫を撮るのが好きな私は立ち止まってばかりいました。




こちらはリンドウの花。と顔を突っ込むハチ。ふわふわなお尻がかわいい(笑)



甚之助小屋から1時間くらいで再び急な登り坂。登った先には黒ボコ岩。
ここは今登ってきた砂防新道・帰り道に通る観光新道・室堂へと続く道の三つの道への分岐点になっています。



今にも転がりだしそうな岩の上に座ってしばし休憩。
風がとても気持ちいいです。


岩の上から、これから向かう室堂の方を眺めます。もう頂上が見えてます(笑)実際はまだ室堂まで40分くらい歩くのですが、頂上までがとても近く見えますね。
ここから室堂小屋は見えないのですが、実は今見えてる右側の丘の向こうに隠れています。



黒ボコ岩を出ると背の低い笹原が広がる弥陀ヶ原へ。原っぱの真ん中を突っ切る木道。



こうして見ると、少し草木が色づいているように見えます。



これはどう見たって紅葉してるでしょー!9月下旬だというのに。山の紅葉は早いんですねー。



弥陀ヶ原を抜けて、しばしの登り。坂を登り終えると、その向こうには室堂小屋がどーん!と建っておりました。着いた!!今日のお宿!!
時間は14時くらいでしたが、早々に受付を済ませて部屋に案内してもらいました。

室堂は↑の写真の受付センターの他に宿泊棟がいくつかに分かれています。かなり大きな山小屋(小屋と言ってよいのだろうか・・・)。収容人数は750人ほどで、これは日本の山小屋の中で2番目に大きいのだそうです。(1番目は白馬山荘。)


 

部屋はこんな感じ。20人ほどが泊まれる相部屋。私が泊まった部屋は2段ベッドになっていました。まだ誰も入っていなかったので、端っこをキープ。



夕食までまだまだ時間があったので、カメラを持って周辺を散策。
本当は眠くて仕方なかったんですけど、今寝てしまうと夜確実に寝れなくなってしまうので、我慢して起きていました。なにせ消灯が20時半なので・・・。山の夜は早いのです。






夕食はハンバーグ定食。山にしては豪華・・・だと思う。美味しく戴きました。


この後は外に出て夕日を眺めるのですが、ちょっと長くなってしまったので、今回はこの辺で!
次回に続きます。