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白山登山(2)


夕食を食べたあとは、外に出て夕日を眺めることに。
外は気温が下がってきていて、フリースだけでは寒いくらい。フリースの上にレインウェアを羽織って、首元はネックウォーマー、手には手袋で外に出ました。(風が強くてそれでも寒い!)



雲間に滲む太陽。真っ赤に燃えてます。沈むときに「ジュッ!」と音がしそうなくらい。



ハイマツの陰で冷たい風をしのぎながら、太陽が見えなくなるまで西の空を眺めていました。


 
消灯の8時半までは時間があったので、小屋の中のくつろぎスペースで暖をとることにしました。
部屋にはもうストーブがたかれていて、その火にあたりながらホットコーヒーを飲みました。冷えた体が芯から温まる感じ。「あー、幸せ」。普段あまりコーヒーを飲まないのにそんな言葉が漏れました。
しばらく雑誌を読んだり雑談したりしたあと、部屋に戻って就寝。


翌朝は3時起床の4時出発。ご来光を山頂で見るために少し早めの出発。
山頂までは室堂から歩いて40分。真っ暗な中ヘッドライトを着けて、なだらかなつづら折りの道を歩きます。
空を見上げると見たことも無いような満天の星空。しばし上を見上げて圧倒していました。数もさることながら、1つ1つの星がとても明るく見えます。カメラのシャッターを数秒開ければすぐにでも撮れてしまいそう。撮りたい衝動にかられましたが、ここは我慢して頂上を目指します。


コースタイム通り約40分ほどで頂上(御前峰)に到着。社や三角点には目もくれず、絶好の撮影ポイントを確保。

着いた時はまだ真っ暗でしたが、じーっと待っているとだんだん東の空が明るくなってきました。



見えている山並みは北アルプス連峰。その向こう側がどんどん茜色に染まっていきます。







美しすぎる光景。
太陽が顔を出した瞬間は「わー」とか「うわー」とか言葉にならない声を発していたように思います。
あまりにも神秘的な光景に、自然を神と崇める人たちの気持ちも分かる気がしました。
でもこれは特別なことではなくて、毎日のこと。太陽は毎日、昇って沈んでの繰り返し。当たり前のことなのに、見る場所が違うだけでこんなに感動できてしまうなんて。なんか不思議な感じがしました。



前ばかり見てましたが、気づくと結構な数の人が頂上にいたのでした。
ある程度太陽が昇ると、私の横にいたオジサンが急に立ち上がり、万歳のかけ声。「ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!」。頂上にいた皆で万歳三唱。



ここまで来たからには頂上にも立っておきます。


  
お腹がグーグー鳴って仕方なかったので、頂上をあとにし小屋へと戻りました。
山頂付近に点在する池のまわりを歩くお池巡りコースで帰ります。


  
剣ヶ峰の東側にはまだ雪が残っていました。



  
朝食を食べてから下山の準備。
この日も天気が良く、後ろにそびえる白山が綺麗に見えました。↑こうやってみるとかすかに紅葉している気がします。



真っ赤な実をつけるナナカマド。





帰りは弥陀ヶ原を抜け、黒ボコ岩まで行ったあと、観光新道で下山。
3時間ほど歩いて、別当出合に到着。ちょうどお昼時だったので室堂小屋でもらった弁当を食べました。笹の葉にくるまったちらし寿司。んますぎ!
それにしても帰りはただひたすら下るだけ。急坂の連続で膝が笑いました・・・。下るたびに思うのですが、下りと登りって疲れの質が違いますよね・・・。
最後は麓にある温泉に浸かって疲れを癒しました。帰りの車で熟睡したのは言うまでも無し。


〜〜おわり〜〜


ひさしぶりの小屋泊まり登山は、お天気に恵まれとても良い山歩きが出来ました。時期としては「お花」と「紅葉」にはさまれた中途半端な時期だったのですが、見事な快晴がそれを忘れさせてくれました。やっぱり山は天気がすべてと言ってもいいですね。
このあと木曽駒ヶ岳立山をたてつづけに登ることになるのですが、この白山登山がハマるきっかけになったといってもいいです、たぶん。(そしてどの日も天気に恵まれてるのです!)