残雪の藤原岳(1)


先週の土曜日の事。三重県にある藤原岳(1144m)に登ってきました。
このお山に登るのは今回で2回目。1回目は去年の秋のことです。


名古屋からは近鉄名古屋線近鉄富田駅三岐鉄道に乗り換え)→西藤原駅にて下車。所要時間1時間半くらいです。
早いうちに登ってしまいたかったので、始発の電車に乗って出発しました。時刻は5時半。もちろんまだ真っ暗です。


始発電車だというのに結構沢山の人が乗っていました。「きっと前の日に終電逃した人たちだなぁ」などと思いながら朝食のサンドウィッチをぱくぱく。
近鉄富田駅で乗り換えて西藤原駅へ。駅に着いた頃はもう明るくなっていました。ちょっと朝焼けてオレンジ色になった太陽でした。


駅前のベンチに座って準備。かなり寒かったので持ってきたウェアを全て着込みました。
下から、ヒートテックインナー(ユニクロ)+薄手のフリース(モンベル)+インナーダウンジャケット(モンベル)+ レインウェア(モンベル)。
モンベル色に染まってきてます。




買ったばかりのゲーターも履いときます。なんか忍者みたいだな(^-^;


藤原岳への入山ルートは2つあるのですが、今回は秋に登ったことのあるルートを登ることにしました(聖宝寺道)。もしかしたら雪があってルートが消失してる可能性もあったので、なるべく歩いた事のあるルートを歩こうと思ったのです。
低山とはいえ初めての雪山なのでちょっと慎重になってました。(麓から見上げた感じでは雪は少なそうでしたけど。)


聖宝寺の長い階段を登り、養鱒場の横を通って登山道に入ります。

登山道に入ってすぐ。小さな川を渡ります。
この川では2008年に大きな土砂崩れがあったそうで、今でも登山道の一部が崩壊している状態です。なので、迂回ルートが設置されています。



頑丈そうな金属の堰堤が大きくひしゃげていました。恐ろしいですねぇ。



迂回ルートを回って、この長命水のところで本ルートに合流します。
土砂崩れの名残か分かりませんが、川の山肌が大きくえぐれていて、「長命水」と言えども水が汲めそうなところはどこにも見当たりません。



3合目。
しばらくは杉林の中を歩きます。次第に太陽が昇ってきたみたいですが、木が多いのでちょっと薄暗いです。
上を見ても見えるのは杉の木ばかり。花粉症の人はたまらんですな。



しばらく登り、6合目あたりから所々に残雪が見えてきました。
7合目より先は完全に雪道のようです。



休憩をとりながらアイゼンを装着。
おにゅーのアイゼン。ブラックダイヤモンドのコンタクトストラップ。かっちょいいすなー!これを履いて歩きたいが為にここに来たと言ってもいいですよ!



雪質はちょっと固めかザラザラした感じ。日陰のところはガリガリに凍ってるところもありました。
いずれにせよ、アイゼンがよく刺さって気持がいいです。ザク、ザク、ザク、とアイゼンの刺さりを意識しながら歩きます。
このときは「買って良かった!」「10本爪の威力が発揮出来て良かった!」と心から喜んでおりました(^-^;


今日はこのへんで終わり。つづきます...。