アクアテラリウム


60cm水槽を立ち上げるために空っぽになった45cmフラット水槽(450×300×230mm)でしたが、新たにアクアテラリウムに生まれ変わりました。水陸混在です。



底面フィルターの上に軽石、ろかジャリを敷いて、その上から田砂を敷いています。あと底面は左右に2枚敷いてあって、片方は外部フィルター、片方はティポイントに繋がっています。陸地部分は大小の溶岩石を組んで作りました。


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携帯で撮ったので画質が悪いですが、これが作りかけてるときの写真。↑



溶岩石の上にはウィローモスを敷いて水上葉化させました。成長スピードは遅いですが、1ヶ月でこれくらい立ち上がりました。・・・でも照明の当たらないところは育ちが悪いですね。モスって陰性のイメージしかなかったので意外でした。水中と水上では違うのでしょうか???



陸地には観葉植物をいくつか植栽しました。ポリシャス、テーブルヤシ、ガーデンポリシャス、スパティフィラムが植えてあります。(現在はポトス、ネフロレピスも植わってます) 
あ、でも「植えてある」というか置いてあるに近いです。根っこの部分をウールマットで巻いて、水につけてあるだけです。
根がずっと水についてると根腐れするんじゃないか?と心配だったのですが、そんなことはまったくなく。草達は元気いっぱいです。どんどん新芽を出しています。



横から見てみると、ポリシャスの根っこがすごいことになっていました。他の植物もだいたいこんな感じですが、ポリシャスは特に多く根を出しています。新芽の展開もどの草より早いです。植えたときは根っこは全部ウールマットにくるまれてたんですけどね。バッチリ適応しているみたいです。



あとはこんな浮き草(アマゾンフロッグピット)が浮いてたりとか・・・。



水中はシダ系の水草中心です。狭いので沢山は置けませんが。ミクロソリウム・プテロプスのナロータイプと普通タイプを石の間に挟んであります。シダは初挑戦です。
真ん中にちょこんと有茎草っぽいものが植わってますが、これは60cm水槽に浮かんでたラージパールグラスの切れっ端です(^_^;)CO2無添加でどれだけ育つか実験中w


あ、あと完全に存在を忘れていましたが、左端にアマゾンチドメグサが植わってます。というか浮かべてあります。この水槽の中で一番成長の早い草です。


2〜3週間くらいこの状態で維持して、そのあと生体を迎え入れました。

ボララス・ブリジッタエ。
東南アジアのボルネオ島原産のコイの仲間です。とても小さくて、成長しても2cmにも満たない魚です。弱酸性の水質で飼いこめば綺麗な赤色に発色してくれるそうです。(写真の子は割と最初から赤みの強い個体でした。)
この水槽は溶岩石を沢山置いてるのにくわえ、陸地を作るために水量が通常の半分くらいしかありませんから、遊泳スペースが少なくても大丈夫なように、小さい魚を選びました。15匹いますが、スペース的にはちょうどいいですね。まだ余裕があるくらいです。



この子達、小さいくせに全然物怖じしないというか、度胸が座っているというか、こちらが水槽に顔を近づけたり急に動いたりしても、全然動じません。水の中に手を入れるても寄ってくるくらいです。なんか嬉しいですねぇ(^^♪ 
しかし、自然界でこんなんではきっと生き残れないでしょうね・・・(^_^;)ショップで飼われてる間に人馴れしちゃったのかなぁ。



この魚は弱酸性の水質が一番いいんですが、しかし飼育水のPHを測ってみるとPH7.2くらいでした(弱アルカリ性)。水道水そのまんま、って感じです。水質に影響するものは入れてないので、当然といえば当然ですが(^_^;)もうちょっと下げたいところです。
それでも真っ赤な個体はいますし、なによりみんな元気に泳いでるので、気にし過ぎるのも良くないのかもしれませんが・・・。やっぱり気になるw



ということで、PHを弱酸性へ調整するため、濾過槽に粒ピートを仕込んでみました。↓ (入れてしばらくすると水が茶色く着色しましたがこれは仕様です。熱帯の水って感じがして結構好きです。)


(しかしこのショップはちと高いですね(^_^;)チャームではこの1/4の価格で買えました。)


投入から2週間経った現在のPHは・・・・・・・7.0(^_^;) あんまり変わってませんね。量が足りないのかなぁ・・・。今度はもう少し多めに入れてみます・・・。


というわけで、アクアテラリウムに変身した45cmフラット水槽のお話でした(^^) またなんかあったら書きます。