背後から・・・

わざわざ別記事にすることでもなかったかもしれませんが、長ったらしくなりそうなので分けます。
今日の釣りでの出来事です。
2匹目の魚を釣り上げてしばらく川を遡った所で、突然背後から「ドッシャーン!ドシャドシャバシャバシャ!!!!」と激しく水が跳ねるような音がしました。まるで人間が川の中を走ってこちらに向かって近づいてきているような音。
びっくりして後ろを振り返ると、なんと1頭のカモシカがこちらに向かって突進してきてました!
慌てて川岸にあがると、そのカモシカも反対側の岸に上がって、私と向きあうようなカタチになりました。その距離約5m。かなり近いです。
このとき私は心臓バクバクで動揺してましたが、「なんだカモシカか・・・」と安堵の気持ちもありました。「熊じゃなくてよかった」と。
カモシカは目をまん丸くして、ちょっと驚いてる(ように見えた)感じでした。私に向かって突進してきたと思ってたのですが、私の存在に気づかず川を渡渉してきた感じなんでしょうか。
それからしばらく動けずにいたんですが、カモシカがブシュブシュ鳴きながら首を上下に動かし始めたので、「もしかして威嚇!?」と思い、私一歩後ずさり。次の瞬間にシカは背後の茂みの中に消えて行きました。


これまで山に入って動物を見ることは何度かあったんですが、向こうから近寄ってくるなんてことは経験したことがなかったです。私に気がついてなかったんだとは思いますが。ちょっと恐怖でした。
動物は人間を見れば勝手に逃げてくものだと思っていたんですが、向こうがこちらの存在に気づいてくれないと意味無いですよね。
熊鈴はいつも携帯していますが、釣りをしているときは音が鳴っていないことがほとんどです。ずっとリンリン鳴らし続けることができればいいですが、釣りをしている以上そういうわけにも行きません。うるさくリンリン鳴らして魚に警戒心を与えていては、何をしてるのか分からないですからね・・・。
この辺の兼ね合いを考えると、やはり多少はリスクを承知で釣りするしかないんですよね。熊鈴以外で自分に出来ることといえば、釣りばっかりに集中しないで、時々まわりを気にすることくらいかな・・・。