秋の足音


台風が去って数日。いつもの支流が気になったので行ってきました。8/28の記事に書いたのと同じ川です。
いつもは下流の入川口から釣り上がるのですが、今日は最初から上流域を釣るつもりだったので、車で上の方まで行ってから入渓しました。ここは川沿いにずーっと舗装路がついてるので入りやすいのです。
川沿い近くの広場に車を止めて、まず気がついたこと。アブがいない・・・。いつもはカンカンカンカン!と車に激突してくるアブがいません。(何匹か飛んでましたが。)8月末にきたときは本当に多かったので、ちょっと心配だったのです。もうアブの季節は終わりなのかな・・・・?
確かに台風が去ってからというもの、朝晩気温がグッと下がるようになりましたし、日中でも風がすこし涼しい気がします。季節が変わりつつありますね。
というわけで、いつもはアブ避け対策で防護服のようにレインウェアを着こむのですが、この日は薄手の長袖シャツで行ってみることにしました。



いつものウェットスタイルでザブザブと入渓。水は少し冷たい・・・でも、まだいける!(笑)うーん、9月下旬とかどうなっちゃうんだろう(^_^;)やっぱりウェーダー無いと無理かな?すこし心配。


最初の一匹は入渓から程なくして、小さな淵の肩から小さなヤマメちゃんでした。こいつは写真を取らずにリリース。



最初の1匹から少し時間が開いて、ようやく2匹目。イワナ。出そうなポイントからなかなか出ないのでちょっと焦りました。
この子は3度目のチェイスで食ってきました。足元すれすれまで追ってきましたよ。


少し釣り進むと、川の真ん中に大きな岩が鎮座しており、流れを分断してるポイントがありました。左右には小さな落ち込みが形成されていて、まず私は右の落ち込みにアレキサンドラHWをアップでキャストしました。すると左の落ち込みの白泡の中から黒い影がシュッ!!と出てきてルアーに飛びついてきました!

正体はヤマメでした。ヒットの瞬間はてっきりイワナかと思ったんですよね。釣り上げてみてびっくりしました。
なかなかいい体格してます。23cm。色もとても綺麗です。



釣れ方はイワナのほうが好きだけど、綺麗さではヤマメだなぁと思います。しばらく眺めてたいのを惜しみつつリリースしました。



以前はこの落ち込みの手前で退渓してしまったのですが、今回はここを越えてさらに釣り上がりました。
この落ち込み自体も良いポイントで、イワナが何匹かついてたんですが、前回と同じくまたしてもチェイスのみ!釣り逃しました。



落ち込みを越えてすぐの瀬の中でヤマメがヒット!



先ほど釣れたヤマメよりも少し小さくなりましたが、やっぱり綺麗な魚体です。



だんだんと川幅が狭くなってきた印象。かなり押しの強い流れが続いているところも多く、ちょっと難しくなってきました。なかなかアップでは釣りづらいですが、少しでも流れの緩くなった所を狙ってキャストを続けます。



ちなみに上の写真、左の緩い流れの中で小さなイワナをかけました。光が反射して水中が全く見えなかったので、足元でヒットするまで気が付きませんでした。ちょっとよそ見してたのですごくびっくりしました(^_^;)


このイワナをかけてからほとんど魚の反応が無く。「釣れねー。魚影が薄いのかなー。」なんて言いながら油断してたところで、ナイスサイズのイワナがヒット!足元まで寄せてきて・・・バラシ。ポロッとテールフックが取れるのが見えました(T_T)魚は何事もなかったかのように流れの中へ消えて行きました・・・。 思わず頭をかかえてうなだれる私・・・。



その後、ようやくこの小さなヤマメをヒット。小さくても嬉しい・・・ということにしておく(笑)


時間はまだ5時すぎだったと思うのですが、太陽は完全に山に隠れてしまい、谷の底には日があたってくれません。影になり濡れたシャツが冷えてきたのでレインウェアを着用。
それから頑張って200mほど釣り上がってみたのですが、一度だけヤマメと思わしきチェイスがあったのみ。いまいち反応が良くなく、先を見渡しても流れの荒い瀬がしばらく続いていたので、この辺で退渓となりました。


今回の釣果はイワナ3匹、ヤマメ4匹でした。涼しくなったのでもっと釣果があがるかと思ったんですが、暑かった8月の方が魚の活性が高かったような気がしますね。もうちょっとチェイスが多かったような・・・。


あと課題というか、今回釣りをしていて「もっと強い流れの中でも積極的に流せるルアーが欲しいなぁ」と思いました。今思っているのは5.0g以上のヘビーシンキングか、ディープダイバー系のミノー。
今回のように川幅が狭く、且つ流れが速いとなると、今手持ちのルアーでは太刀打ち出来ないと思いました。腕の問題もあるかもしれませんけど。