フライへの興味

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渓魚の主食は上流から流れてくる川虫や昆虫の類であって、決してルアーのように激しく泳ぐ小魚ではありません。
では、どうしてルアーで魚が釣れるのか?
それはルアーが魚の本能を刺激しているからだと思います。リアクションバイト(反射食い)というやつです。
見慣れない、変な形のキラキラと光る物体に、興味を抱かずにはいられないんだと思います。
「なんだこれー!??」って思いながら追いかけてきて、「とりあえず噛み付いてやれ!」ってな感じでルアーに食いつく。
魚に聞いてみないと分からない部分ではありますが、私はそういうふうなイメージで渓流のルアー釣りをやっています。
(どんなルアー釣りでも、多かれ少なかれリアクションバイトの要素を含んでいる気はします。あんなのが小魚に見えるわけないですから。)
いうなれば、ちょっと強引な釣りです。


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ルアーがリアクションの釣りだとするのならば、フライやテンカラは魚の食性に訴える釣りだと思います。エサ釣りは言うには及びませんが。虫にそっくりな毛鉤を、自然に水流に流して釣る。完全に自分たちがいつも食べている餌だと魚に勘違いさせているのです。


こう考えると、同じ魚を狙いながら、ルアーとフライはまったく正反対の釣り方です。


で、釣果優先で考えるならば、断然食性に訴えたほうが強いに決まってます。
下の記事にあるように、目の前にエサを落とさないと食わないような状況で、(魚が動きたくない状況)もし鼻先にご馳走が落ちてきたら、そりゃとりあえず口にしますでしょう。
こういう状況でルアーは弱いです。そういうやる気のない魚の横を猛スピードでルアーを通したところで、「あれ?なんだあれ?・・・まぁ寒くて動きたくないから放っておこう」となるのは当然です。まぁそこにいる魚のうちの何%かは、やる気を出して追いかけてきてくれるかもしれませんけど・・・。



で、私も食性に訴える釣りを始めてみることにしました(笑)
ティムコのフライスターターキット。


実は昔、フライタックルを持っていました。15年以上前のこと。中学生くらいです。渓流でフライロッドを振ることはありませんでしたが。小さなドライフライを使って近所の川で小魚を釣っていました。
今はもうそのロッドはありませんが、なんとなくキャストしたときの感触は覚えています。だから練習せずにぶっつけ本番でもなんとかなるような気がします。


あと、最近Youtubeでフライ関係の動画をよく見ていまして、そういう動画の影響もかなり受けてます(笑)

勝手に載せて良かったかわかりませんが、
こちらの方の動画はどれも素晴らしい。釣り人目線なので見ていてホントに楽しいです。


てなわけで、フライフィッシングを始めます。ロッドが届くのは来週くらいになりそうなので、早ければ来週末にはフライロッドを持って川に立てるかな・・・。すごくすごく待ち遠しいです。それまではイメージトレーニング!!