標高の低い川へ

雪代が終わった(であろう)標高の低い川へ行ってきました。
この川では以前下流域にてルアーでヤマメを釣ったりしてたのですが、上流域へ行くのは初めてでした。
川沿いの砂利道を山に向かって進むと堰堤が1つ、2つ・・・。2つ目の堰堤を過ぎた所で車を止め、河原におりました。


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開けてるんだけど倒木や立木などがあって、なかなかいい雰囲気。


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水温は13.4度。
気温は分からないですけど、ちょっと暑いくらいです。


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釣り始めて10分。1匹目は倒木の下から出てきた小さなイワナ。
下流側からは攻めきれなかったので、上流側から倒木の下にフライを送り込んだらパクッ!と一発でした。
フライは14番のカディスです。ちなみに今日はこのフライしか投げてません(笑)カディスは見やすくていいと思います。あと、釣れますし。これまでの釣果もほとんどこいつです。信頼してます。マッチザハッチを完全無視ですけど、持ってるフライのバリエーションが少ないから仕方ないのです・・・。(いつか自分で毛鉤を巻いてみたいです。)


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いい感じのオーバーハング。影になってる岸際ギリギリを狙いたい感じです。でもなかなかキャストがうまく決まらず、ここでは出てくれませんでした。


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その後、チビイワナ、チビヤマメがポツポツと釣れてきます。あっという間にツ抜けです。

私の流すフライで釣れてくれるということは、ちゃんとナチュラルドリフトが出来てる、と思っていいのかな・・・。それか、ちゃんと流せてないから小さい魚しか食ってこないのか・・・(^_^;)どっちでしょうね。


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段々川幅が狭くなってきました。


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偶然見つけた虫。岩のコケにくっついてました。これはカワゲラ・・・?色が薄いけどもしかして羽化したばかりなのかな?魚もこういうのを食べてるんでしょうか。


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こちらのポイントをしつこく攻めてると、数10投かしたところでようやく反応がありました。


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やっとマシなサイズ。といっても20cm無いくらいですが。それでもマシと思えてしまうくらい、これまで小さい魚だらけだったので、すごく嬉しい1匹。
下からゆーっくりと浮上してきて、水面のフライをくわえるところまでバッチリ見えました。「しゃーねーな、食べてやるか」といった感じ(笑)


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ヤマメの魚体は「宝石を散りばめたような」などと言われますが、本当にその通りだと思います。綺麗です。いつも見とれてしまいます。


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遊んでくれたことに感謝しながらリリース。


このあと、ちょっとしたアクシデント。川の中の浮石に片足で全体重を乗っけてしまい、バランスを崩して転倒。川の中だったので上半身ずぶ濡れ。おまけに膝を岩に強打しました・・・。迂闊でした・・・。
当然ながらフィッシングベストの中にも水が入って、デジタルの水温計が水没、使用不可になりました。(家帰って乾かしたら直りましたけど)ちなみに、デジカメは防水なので大丈夫。携帯も密閉出来る袋に入れてたから大丈夫。


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さて、気を取り直してお次はこういうポイント。川幅が狭くなってる分だけ水流も激しい感じです。
手前の白泡が切れたところでは何投かしてみるも、反応なし。で、「次のポイントへ・・・」と思ったんですが、その前に流れ込み脇の反転流が気になったので、そこにポンッと14番カディスを浮かべてみると、下から魚が・・・!びっくりしてアワセが遅れて針がかりせず。
もう一回キャストして反転流に浮かべて数秒・・・・流れに遊ばれながらくるくると回るフライに、またも下から魚が・・・バシュッ!!
今度は準備万端でいたので、ガッチリとフッキングが決まりました。


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23cmくらい。やはりこれくらいの魚が釣れてくれないと・・・。
それにしても釣れ方が面白かったです。ルアーでは絶対に取れない魚だったと思います。反転流の中にずっと置いておくなんて芸当はエサか毛鉤じゃないと無理ですから。

空も曇ってきて夕刻も近かったので、この1匹を最後に退渓としました。
退渓して川沿いの道を歩き車へと戻ったのですが、ものの5分で車の所に着いてしまいました。6時間くらい釣りしてたはずなんですけど、実はほんのちょっとしか釣り上がれてなかったみたいです・・・。じっくり釣り過ぎ?(笑)自分的にはテンポよく上がれてたと思ったんですけど。
粘って釣れた場面もありましたが、ポイントの早い見切りも大切なのかなぁと思いました。